校訓 『致学竭誠』(ちがくけっせい)

 精一杯学問にはげみ、真心を尽くすこと

教育方針及び目標

 教育基本法及び学校教育法の精神に則り、将来国家社会に寄与貢献しうる調和のとれた人間性豊かな人材を育成します。このため次のような教育目標をおいています。

(1)確かな学力と正しい判断力を持ち、勉学や勤労に意欲と向上心がある人材を育成する。
(2)規範意識が確立され、良識があり情操豊かで人間関係を重んじられる人材を育成する。
(3)責任感や正義感をもち、自主独立ができる健康で実践力のある人材を育成する。

建学の精神 『三萬一心』(さんまん いっしん)

 大正11年、本校の前身である郡立伊香農学校を県立に移管するにあたり、県へは敷地一万坪と建築資金の一部として金五万円(当時)の地元負担が条件でした。しかし、県立伊香農学校予定の敷地は、傾斜が大きく高低の差があり、加えて地質が堅硬な上、桑樹雑木が群生していたため、これをならして校舎を建てることは容易なことではありませんでした。また、整地するのに当初の資金ではとうてい予算不足な状況でした。

 そこで、郡民の力によってこれを成し遂げようと、郡民三万人が心を一つにして土功(土木工事)の奉仕作業にあたること一年、遂に大正12年に工事は完成しました。こうして条件が整ったので、県は校舎新築に着工することとなりました。

 本校では、この先人の偉業と公共の精神を受け継ぎ、土功碑の「徳に進み業を修むべし」を本校教育の根幹として、地域に根ざした高校づくりを推進しています。

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